「狂伝 佐藤泰志ー無垢と修羅ー」が本の雑誌が選ぶ2022年度ベストテン第2位に選出。

昨年4月に刊行された中澤雄大著「狂伝 佐藤泰志ー無垢と修羅ー」が「本の雑誌」2022年度ベストテンの第2位に選出されました。この本については東京支部会報第26号に紹介されています(リンク先から東京支部ホームページに行くと読むことが出来ます)。写真は丸善ジュンク堂の3階にあるコーナーです。ここで「本の雑誌」を少し紹介しておくと1976年に目黒考二、椎名誠、沢野ひとし、木村晋介の4人により設立された本の雑誌社から刊行されている書評誌です。エンタメを含めた幅広いジャンルの本を扱っています。

そういえば、2022年5月14日の北海道新聞朝刊の文化・エンタメ欄の「銭湯的メッセージ」で中森明夫(作家、アイドル評論家 最近「TRY48」という85歳の寺山修司がアイドルをプロデュースする傑作を発表)が「超弩級の書物だいわゆる”鈍器本”だ、その見かけだけではない。一読、ガツンと本当に鈍器で殴られたようなショックを受けた。本書は大きな賞を取るだろう(取るべきだ)」と書いていたのを思い出した。興味のある方はぜひ一読を。